2007年04月19日

長崎市長銃撃事件

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概要
2007年4月15日、長崎市長選挙が告示され、4選を目指す現職の伊藤と新人3人のあわせて4人が出馬した。

4月17日午後7時51分、選挙運動の遊説をしていた伊藤がJR長崎駅近く(長崎市大黒町)の自身の選挙事務所前に到着した。待ち構えていた記者たちと会見を開く予定だったため、記者らに事務所スタッフが市長が帰ったと告げた直後、男に銃撃された。使用された拳銃は5連発式の回転式拳銃で、男は伊藤の背後から2発を発射し2発とも伊藤の背中に命中した。男は直ちに周囲の人に取り押さえられ、駆けつけた警察により殺人未遂容疑(後に殺人容疑切り替え)で現行犯逮捕された。このとき、容疑者は抵抗する様子は無かったという。

伊藤は救急車で市内の長崎大学医学部・歯学部附属病院に搬送されたが、心臓と肺が裂けている状態で、すでに心肺停止状態であった。手術は約4時間に及んだ。しかし、家族や関係者、医師達の願いもむなしく、翌4月18日午前2時28分、大量出血のために死亡した。

伊藤の死亡を受けて、長崎県警は容疑者の容疑を殺人未遂から殺人に切り替えた。長崎市長選挙は、立候補した市長候補の死去に伴い、市長選挙は公職選挙法に基づいて4月19日まで補充立候補受付を行っている。なお、投開票日の変更はない。これは首長選挙で初の適用例となる。補充立候補者として伊藤の娘婿(西日本新聞記者)が立候補する予定



容疑者

逮捕された容疑者は指定暴力団山口組水心会幹部(会長代行)。逮捕された際、20発程の弾丸を所持していた。報道によると、市が発注する公共工事を巡って市を恨んでいた、あるいは2003年に自身の運転する車が市の発注した道路工事現場で事故を起こした際に車両保険が支払われなかったため2年間の間に現金を要求したものを市側に不当な請求だと判断され拒否されたためだとも言われているが、いまだ取調べ中のため動機ははっきりとしていない。2007年4月18日、同幹部の所属する水心会について、同会会長がこの事件を理由に長崎県警に解散届を出した[2]。現時点では単独犯との見方が強い。

容疑者と30年来の付き合いがあり、容疑者の弁護を務めたことのある新しい歴史教科書をつくる会の長崎支部長・日本会議長崎副会長の松尾千秋弁護士[3]は、市道工事現場での事故をめぐり、同容疑者から市側を告訴する相談を受けていたことを明らかにしている。

政界の反応
内閣総理大臣安倍晋三は事件当日の8時50分に「捜査当局において厳正に捜査が行われ、真相が究明されることを望む」とのコメントを発表した。[5]これに対して18日に野党幹部らから首相の言及が少なすぎると批判が出た。[6]首相は18日午前に「選挙期間中の凶行というのは、民主主義への挑戦であり、断じて許すわけにはいかない。こうした暴力を断固として撲滅していかなければならない」と述べた。[7]

事件当日に塩崎恭久官房長官は「現在、警察で捜査中だが、理由のいかんを問わず、公職にある者に対する暴力は誠に卑劣な行為であり、絶対に許すことはできない」と発表。[8]日本共産党の志位和夫代表は「こうした卑劣なテロ行為は、自由と民主主義に対するもっとも凶暴な攻撃であって絶対に許されない」と発表し、社民党の福島瑞穂代表は「選挙中の首長が撃たれるというのは異常な事態だ。武力で問題解決をしようとする傾向には断固抗議する。日本の中で政治活動が危うくなっている」と発言した。[5]久間章生防衛相は、市長が死亡した場合認められる補充立候補者届出を懸念し、公職選挙法の見直しが必要だとした。[9]これに不適切な発言として塩崎官房長官や野党から批判が出た。[10]久間防衛相はこの発言の前にも、「このままでは共産党市政が誕生してしまう」と党の利益を勘定するような発言をして与野党双方から強い批判を浴びている。

警察庁は他の政治家への襲撃も起こり得るとして全国の警察本部に情報収集と警戒警備の徹底を指示した。[11]市長への抗議が激しい大阪市では、大阪府警に対し警備強化を申し入れた。[12]


各メディアの報道

繁華街のど真ん中で起こった市長を狙った銃撃事件は、日本中に衝撃をもたらした。この事件の当日(アメリカの現地時間では16日)、アメリカのバージニア州でも、韓国系大学生が32人を射殺したバージニア工科大学銃乱射事件が発生していたが、日本の主要マスメディアのほぼ全てが、バージニアの事件よりもこの事件を大きく取り扱い、トップや社説で報道した。

先述のとおり、伊藤の選挙事務所には報道関係者が集まっていたことや、一部のローカル局も近くにあったことから、事件発生直後の様子が倒れた伊藤の姿や取り押さえられた犯人の様子などを含めた写真・映像が各メディアで報道された。特にJNNネットワークでは、午後9時前の『JNNフラッシュニュース』や『筑紫哲也 NEWS23』などで、系列局のNBC長崎放送が撮影した吐血で血まみれになった伊藤の顔まで放送していた。この映像は、視聴者から被害者の人権を考慮していないと顰蹙を買った。

犯行当日、テレビ朝日放送の『報道ステーション』宛に4月15日消印の容疑者から伊藤市長に対し告発をしている手紙やカセットテープ併せて3通の書面が届き、犯行当日の番組内において番組キャスターの古舘伊知郎が紹介した。[13]その際、視聴者から「容疑者から手紙を送りつけられたのだから犯行を未然に防げたはずだ」と抗議され、番組放送中に「これらが到着したのは今晩だった」と古舘が釈明した。だが、放送翌日にはテレビ朝日にこれら書面が犯行当日の午前中に届いていたことが明らかとなり、「書面は容疑者の名前が判明するまで知らず、開封してなかった」と釈明した。しかし、この告発文には犯行予告は書かれておらず、この告発状だけで容疑者の強行を予想することは困難である。[14]

また、犯行現場のすぐ近くにはNHK長崎放送局があり、局舎屋上の鉄塔最上部に設置されていたお天気カメラの音声には2発の乾いた銃声が記録されていた(犯行現場はカメラから見れば足下にあたるため、映像は市内の風景だった)。なお、17日に時間を拡大して放送された『きょうのニュース&スポーツ』内で、午後11時49分頃に、市長が手術中であるにも関わらず、数秒間[15]「撃たれて死亡」と誤ったテロップを表示した。これについてNHKは機器の操作ミスと釈明しているが、迫っているとみられていた市長の死を予測し、事前にテロップを用意していたところ、誤ってこれを表示してしまったと見られている。


海外メディア

非常に強い銃規制制度を持つ日本の、しかも長崎駅という大きな駅の前にある繁華街でヤクザに市長が銃撃されるという事件は、世界各国でも関心を引いた。海外メディアは、共同通信など日本のメディアを引用する形で、市長が撃たれた状況などを詳しく報じた。


posted by 切葉鳩 at 15:41 | ☁ | Comment(0) | TrackBack(1) | めも
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【コラム的日記】長崎銃撃事件でふと、思い出した、酒田の佐高さん。
Excerpt: 〜 〜 〜  17日午後7時50分ごろ、長崎市大黒町のJR長崎駅前で、同市の伊藤一長(いっちょう)市長(61)が男に撃たれた。伊藤市長は救急車で同市の長崎大付属病院に運ばれたが、容体は心肺停止状態。..
Weblog: 【くう特捜部】ログ
Tracked: 2007-04-20 07:46