2018年03月08日

キーワードは癒し 石田ゆり子エッセーが20万部突破の理由

 石田ゆり子(48)のフォトエッセー「Lily」(文芸春秋刊)がすでに20万部を超える大ヒットを記録している。

 石田の素顔と愛猫の写真に日頃、思っていることなどをつづった「やさしい本」。老若男女問わず幅広い層に売れている。出版関係者は、「さほど宣伝したわけでもなく売れたのは石田が潜在的に持っている魅力だろう」と分析する。

 タレント本の歴史は古い。アイドル全盛期はファン向けのエッセー本が主力だったが、ファン以外は無関心なのが難点だった。そこで表れたのが、「ベストセラーを狙うなら核心に迫った話も必要」(旧知の編集者)と、ある種の自己暴露本。その先駆者的な存在になったのがトップアイドルだった山口百恵さん。「結婚→引退」を機に出版した「蒼い時」だった。

 複雑な生い立ちから三浦友和との結婚までをつづった内容は大反響を呼び200万部を超す爆発的なヒットとなった。第二の百恵本に関心も向いたが、「触れたくない話をさらけ出す心のヌード」を覚悟できるネームバリューのある人はそういない。

 印象に残っているのは郷ひろみが離婚までの経緯をつづった「ダディ」。AV出演や整形手術まで明かした故・飯島愛の「プラトニック・セックス」がある。いずれもベストセラーとなった。近年では女優の岸恵子があくまでも小説として書いた「わりなき恋」も反響を生んだ。「岸自身の恋愛体験と小説がかぶる内容」に、小説に出てくる男性を探し当てる記事も出たほどだった。

 一時、芸能人のブームだった「ダイエット」や「介護」をテーマにした本もすでに飽和状態。その間隙を縫うように出版された石田本は「新しい形のタレント本」ともいわれるが、人選は限定される。

 石田の最大の魅力は「癒やし系」にある。男性を意識して「色気」を売るわけでもなく、女性が嫌がる「媚」を売るわけでもない。あくまでも自然体。「こんな女性が家族(母・姉)にいたら」「こんなふうに年を取りたい」と憧れる存在。疲れた時になんとなく眺め目を通して癒やされる。若手でも綾瀬はるからが「癒やし系」と呼ばれているが、石田は別格の存在。

 芸能プロ関係者によれば、「セクシーを売りにする演出は難しくないが、癒やしは本人が潜在的に持っているもの。演出は難しい」という。

 確かに、石田は年齢を重ね役のイメージともかぶり自然に「癒やし」が醸し出されてきたのだろうと思う。セクシー女優もいいが、今後は癒やし系女優がキーワードになる。
http://news.livedoor.com/article/detail/14402800/

Lily ――日々のカケラ――


posted by 切葉鳩 at 20:31 | 北海道 ☔ | Comment(0) | 世の中
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