2018年04月11日

イチローが米メディアに大谷翔平について語る。「ただ信じられない」



 エンゼルスの大谷翔平(23)が代打出場するだけでメディアが大騒ぎするほど、全米でその衝撃の“二刀流”が話題となっているが、スポーツメディアのジ・アスレチックは、カンザスシティに遠征中のマリナーズのイチロー(44)に全米に大旋風を巻き起こしているエンゼルスの大谷についてのインタビューを行い、「イチローが大リーグを熱狂させた17年後、彼は今、大谷翔平に畏敬の念を抱いている」という記事を報じた。

 同記事は「イチローは大リーグに来た過去最高の日本人選手だが、過去最高でいられる時間は、そう長くないのかもしれない。大谷翔平は大リーグデビューして2週間弱で大リーグを完全に変えてしまった」と、大谷がイチローを超える選手になるのではないか、という期待感を伝えた。

 そして、イチローの「試合前の準備や練習で大谷翔平が100マイル(約161キロ)を投げ、本塁打を打っていたら、人は、それを見て驚くはずだ。そして、それを試合の中で見れば、もう説明も理解もいらない。ただ座ってそれを見ているだけだ」という声を紹介した。

 同メディアの記憶に刻まれているイチローが17年前に全米を驚愕させた瞬間は、2001年4月11日、大リーグデビューして8試合目の試合だという。それは偶然にも、大谷が2度先発して全米に衝撃を与えた同じくアスレチックス戦で、同チームは、左腕のマーク・ムルダーを先発に立て、スタメンから外れたイチローは、0−0で迎えた8回に代打出場、そこでヒットを放ち、チームの3得点につなげた。だが、驚愕の瞬間は、そこではなかった。その裏、ライトの守備についたイチローはライト前ヒットで一塁から三塁へ進塁しようとした走者を好返球で刺した。『ザ・スロー(The Throw)』こそが、驚愕の瞬間だったと記した。

「北米の野球界は、当時イチローに夢中になった。それまではスカウトリポートにも(強肩を)言及するものがあったが、イチローの能力を疑う者もあった。日本で7年連続打撃タイトルを取り、守備でも多数ダイヤモンドグラブ賞を受賞していた。母国から渡ってきた先輩たちは(野茂英雄氏に代表されるように)大リーグで成功していたが、イチローは日本プロ野球から大リーグに挑戦した初めての野手だった。これだけの成功をすることをほとんどの人は信じていなかっただろう」と、移籍初年度となる2001年にア・リーグMVPと新人王を同時受賞、以降、球宴に10度出場、ゴールドグラブ賞を最初の10シーズンで連続受賞し、大リーグで通算3000本安打を達成してきたというイチローの足跡を書き綴った。
 疑いからスタートとしたという点を大谷の現状と重ね合わせたのである。

「イチローが米国でのキャリアをスタートさせたとき、イチローは試合で40人から50人のメディア攻勢にあった。そして、イチローと同様に日本では大谷に何が起きているのか興味が持たれている。4月1日の大谷の最初の登板では、日本からのメディアだけでアスレチックスに240人のメディア申請があった」と、17年ぶりに、大フィーバーを起きている現象に言及。イチローの「日米両サイドから集まるメディアからの強い注目は、良い面悪い面がある」という声を伝えた。
 そしてイチローは、そのプレッシャーの中でスーパーデビューした大谷の存在感をこう表現したという。
「スター選手は、正しいときに輝きを見せる。彼が、今していることはスター選手とそうでない選手との違いでもある。注目が集まる中ですべてをやっているのだから。ただ信じられない」

またイチローと大谷は、プライベートでテキストメッセージや電話で連絡を取り合う仲であることを明らかにした上で、イチローの大谷評価をこう続けて記した。

「大谷のどっしりとした心構えが身体的、精神的、感情的な面で、切り抜ける上での助けになる。僕は、他の人々と同様に大谷がマウンド上、そして打席で素晴らしい結果を残していることにも衝撃を受けている」

 投手経験のあるイチローは「大谷の二刀流が控えめであっても素晴らしいこと」とも語った。

 ただイチロー自身は、大リーグでの初登板後に「二度とやらない」と言い聞かせたという。
 
「大リーグで投げる、大リーグで打つということは、それぞれが共に良いパフォーマンスでなければ難しいこと。彼は両方を高いレベルでこなしている。両方でこれまで残している結果はただ信じられない」

  記事は、最後にイチロー自身が、マリナーズへの移籍会見の中で最低でも50歳までプレーしたいと話したことや、子供の年齢ほど離れたチームメートとプレーすることになること、またマリナーズにすべてを捧げたいと話したことなどにも触れ、その中で、大谷に対しては、「投手として対戦したい」とユーモアを交えてコメントしていたことも再録した。

記事は、「もし今シーズン後も(現役を)続ければ、投手イチローと打者大谷の対戦を見れる可能性も増えてくるだろう」と断言。そして「もし対戦する場合は、真ん中に直球を3球続けて投球する」というイチローの冗談をわざわざ取り上げて、「三球三振?」という問いかけに、「いいえ。(大谷が)最低でも500フィート(約152メートル)飛ばすでしょう」と笑うイチローの声で締めくくられているが、現実問題としては、投手大谷対打者イチローの対決に注目と期待が集まっている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180411-00000003-wordleafs-base

posted by 切葉鳩 at 17:43 | 北海道 ☔ | Comment(0) | 世の中
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